声の振動について
声帯の振動 ボイトレをはじめると「声帯の振動」という言葉を聞く事があるかもしれません
では声帯の振動っていったい何なんでしょうか?
声帯の振動とは声帯の開閉運動のの事でもあります
声は声帯の衝突回数によって音程が決まります
一秒間に440回声帯が開閉すると
「ラ」
の音程になります 肺から来た空気圧によって声帯の振動が変わります 声帯の閉じる範囲と、閉じている時間が大きく影響し合います。
声帯の閉じる範囲のことを、声帯閉鎖と言います 声帯の締まりが広ければれば強い音になるし 締まりが弱ければ息まじりの音になります。 理解を深めるために声帯の構造を見て行きましょう
声帯の構造
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声帯には真声帯と仮声帯があります
今回は真声帯を見て行きます
仮声帯のことを詳しく知りたい人は下記の記事で復習してください
http://nanaironokoe.com/2017/12/16/seitai-2/ さて、真声帯の片側をズームアップしてみてみると
以下のように4層の構造でできていることがお分かりいただけます。 粘膜上皮
粘膜固有層 ⇒粘膜部 声帯靭帯
甲状披裂筋 ⇒筋肉部
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声が出るときは下図のように左右の真声帯を肺から送られてきた空気が通るときに
くっついたり離れたりの開閉運動をします
真声帯の接触範囲によって音色が変わります
下図のように声帯同士の接触範囲が広い状態
筋肉部まで接触すると強いサウンドになります
巷で言われている地声です
![](http://nanaironokoe.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_3140-300x300.png)
下図のように粘膜部分の開閉だと
声帯を薄く引き伸ばしている状態になります
声質としては軽い感じです
巷で言うところの ミドルボイス ミックスボイス がこれにあたるのではないでしょうか?
![](http://nanaironokoe.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_3136-300x300.png)
声区について
レッスンでよく感じるのは
声区にこだわりすぎで要る人が多いということです
声区(チェスト ミドル ミックス ヘッド)
には明確な区分はないのです
声帯を厚く使うか 薄く使うか
長く使うか 短く使うか
開いているか 閉じているか
これの組み合わせや強度によって声質はある程度決まってくるということです
声区を分けて練習しすぎると
中間やつなぎの部分が上手くいかないことが多いので
一度、発声を大きな枠組みの中で捉えてみると良いのではないかと思います